モデルとデータについて
このサービスでわかること
新薬が PMDA(国の審査機関) に申請されてから承認されるまでの 期間を機械学習で予測し、審査が遅れそうな品目を事前に特定 します。 審査の遅れは製薬会社の株価に影響するため、 投資判断の参考になります。
なぜ予測できるのか
3つのステップで、新薬の審査遅延を確率として算出します。
1
PMDA は品目ごとに審査期間の「目標」を公表している
- 先駆け審査(革新的新薬)6ヶ月
- 優先審査(重篤疾患向け)9ヶ月
- 標準審査12ヶ月
2
過去25年分(1999〜2024年)のデータからパターンが見えてくる
約2,300品目の承認実績を分析すると、 「遅延しやすい品目」と「遅延しにくい品目」に 共通の特徴があることが分かります。 たとえば、申請者の過去の遅延率・疾患領域・審査制度の時代 などです。
3
パターンを機械学習で学習し、遅延確率をスコア化する
新しく申請された品目に同じパターンを当てはめ、遅延する確率をスコア として出力します。 スコアが高いほど、目標期間を大きく超過するリスクが高いと判定しています。
予測精度
モデル精度(AUC)0.775時系列CV・fold=7
AUC とは:予測の当たりやすさを示す指標です。 ランダムな当てずっぽうが 0.5、完全的中が 1.0。 0.775 は「ランダムより大幅に優れた予測精度」を意味します。
投資シグナルの実証
優先審査品目について、モデルの判定と承認後20日間の株価リターンを比較しました。
遅延リスク 高(HIGH)と判定
-2.97%
承認後20日のリターン
遅延リスク 低(LOW)と判定
+3.85%
承認後20日のリターン
両者の差 -6.82%
優先審査品目・統計的に有意(p=0.056)
予測に使っている情報
すべて PMDA などの公開データ のみを使用しています。
- ●審査の指定区分(先駆け・優先・標準のどれか)
- ●申請した会社の過去の審査実績(過去に遅延があったか)
- ●疾患の領域(がん・循環器・神経・感染症など)
- ●米国FDA(米国の審査機関)での先行承認の有無(海外で先に承認されているか)
- ●審査制度の時代(2015年以降は制度改革で審査が効率化)
使い方・注意事項
投資への活用イメージ
- 1審査中ページで遅延スコアが高い品目を確認する
- 2その製薬会社の株を保有している場合、 承認期待がすでに株価に織り込まれていないか注意する
- 3実際の承認タイミングを予測し、投資判断の参考にする
免責事項
本サービスは 学術研究目的 のものであり、 投資推奨ではありません。 表示されるスコアの正確性・将来予測能力について何ら保証するものではなく、 投資判断はご自身の責任でお願いします。